歯の酸蝕
こんにちは、名古屋みなと歯科・矯正歯科です。
急に寒くなりましたね☃体調にはお気を付けて
お過ごし下さい☺
皆様、酸蝕症というものをご存知でしょうか?
以外と知られていないのですが、歯の酸蝕は普段中性に保たれ
ている口腔内が酸性に傾き、歯が溶け出してきてしまう事を
いい、歯の表面の硬いエナメル質がとかされて、中央付近にある
象牙質と呼ばれる部分が出てしまったり、部分的に白く濁って
しまったりする事を言います。
酸蝕症の原因としては
・胃食道逆流症や摂食障害など体内の酸(胃酸)などによる
内因性のもの
・酸性度の強い飲食物をよく口にする外因性のもの
大きくこの2つに分けられます。
内因性の原因は塩酸からなる胃液です。胃液のphは1.0~2.0と
とても強酸な為、これが口の中に流れ込むことによって酸蝕症を
引き起こしてしまうことがあります。
逆流性食道炎、拒食症、アルコール中毒などで嘔吐を繰り返すと
胃液が歯に悪影響を与えかねないのです。
酸蝕症にならないためにはこれらの疾患を元から治療する必要が
あります!!
外因性の場合は酸蝕症を起こす危険のある食べもの、飲み物を頻回に
摂取することによって起こります。
その例としては炭酸飲料、果汁飲料や柑橘類などです。
炭酸飲料はph2.0~3.0前後、果汁飲料はph3.0~4.0前後と
柑橘類だとレモンはph2.1、オレンジや蜜柑はph3.5~3.6と
いずれも酸蝕症にリスクが高い数値となってます。
こういった刺激に対しては唾液が中和する能力をもっている
ため、簡単に歯は溶けてしまわないのです☺
しかし、ダラダラと炭酸飲料を飲み続けたりしていると
長時間お口の中が酸性になるので唾液で中和される間もなく
歯が溶け出してしまうのでお気を付け下さい(T-T)
酸蝕症の予防としては
・酸性の飲食物を口にした後は水で口をゆすぐ
・酸性の飲食物をダラダラ食べしない
・寝る前には酸性のものは控える
と言った対策をして健康な歯をしっかり守っていきましょう♪